【第36回東京国際映画祭】ポスターは「東京物語」オマージュ!安藤桃子が映画祭ナビゲーターに!

한국어 English

Picsart_23-08-21_14-39-52-245.png
来る10月23日から11月1日まで開催される第36回東京国際映画祭(TIFF)のポスター画像が公開された。

今年は小津安二郎生誕120周年にあたり、TIFFは会期中小津安二郎の不朽の功績を讃える。このポスターは、小津監督の傑作のひとつである「東京物語」に敬意を表してデザインされており、俳優·映画監督の奥田瑛二とその娘で映画監督の安藤桃子が登場し、映画の中の龍智秀と原節子の関係を表している。

今回のポスターは、東京駅のドームを背景にKITTE丸ビルの屋上庭園で撮影された。ビジュアルは、2021年よりTIFFのビジュアルデザインを担当している日本のファッションデザイナー、コシノジュンコ氏が手掛けた。ポスターは8月18日より劇場に掲載される。

そして、安藤桃子が今年の本映画祭のナビゲーターに就任することも決定。これまで「アンバサダー」という形で俳優·女優が就任してきたが、今年は映画祭をより楽しんでもらうための案内人として、高知で映画館の代表を務め、自身で映画祭も企画するなど様々な形で映画にコミットしている安藤桃子が「ナビゲーター」として立つ。

Picsart_23-08-21_11-50-48-466.png
■安藤桃子コメント

争いも限界もなく、どんな存在にも光を当て、時間も空間も飛び越えて、自由自在に生きられる世界。
映画はあらゆる物語を具現化できる。
映画は世界を変えられる。
映画で世界が変わる。
本当に、そうなんだと思っている。
映画は人の心を映し出す。
目に見えない風や小さな生き物たちも、すべてのイノチを映し出す。
心の内にある、過去も未来も記憶し、記録する。
2023年の今、私たちは何を見つめ、どこへ導かれるのだろう。
映画祭は世界の羅針盤だ。
いま、ここ、東京から。

また、今年は新たに東京国際映画祭のミッション(理念)を下記一文にて策定。こちらも併せて発表された。これまで本映画祭ではその年ごとにテーマやポイント等を設定してきたが、今後はこのミッションを基本理念として貫きながらスタッフ一同映画祭の運営にあたっていくという。

我々の使命:

東京から映画の可能性を広げ、多様な世界との交流に貢献する。

この1年でスタッフ一同で意見を出し合い、「東京」「国際」「映画」「祭」をきちんと言葉通りに体現できるようにということで考えられたもの。

「映画の可能性」にはアート作品からエンタメ大作まで様々な作品が生み出される可能性、人生や文化、世界を変える可能性、過去の遺産の継承(旧作)·現在の多様性の享受(最新作)·未来の開拓(野心作)への可能性、など様々な思いが込められている。

「多様な世界」には国·人種·性別·民族·宗教·言語·価値観·世界観などの様々なボーダーを越えたもの、国外だけでなく国内も含み、製作者と観客のボーダーも越えたものといったことを意図し、映画の力で多種多様な世界をよりカラフルにしていけたらという思が込められている。

なお、10月23日のオープニングセレモニーに関しては、昨年同様東京宝塚劇場で行うほか、クロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12)、会期中の上映劇場は昨年から加わった丸の内 TOEI、丸の内ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷の大型劇場に加え、ヒューリックホール東京が新たに加わる。

この他に角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOそシネマズ シャンテとなる。上映本数は昨年よりもさらに拡大する予定である。

また、三井不動産や三菱地所などの日比谷·丸の内エリアの有力企業との連携を強化し、東京都、千代田区、中央区などの地方行政とも緊密に連携し、街ぐるみの映画祭となっていく。加えて、全銀座会や銀座地区商店街·商工会などの地元団体もと連携し、会期中の街をさらに盛り上げていく。

第36回東京国際映画祭

■日程:2023年10月23日(月)~11月1日(水)
■会場:日比谷·有楽町·丸の内·銀座エリア
■公式サイト:www.tiff-jp.net

【第36回東京国際映画祭】審査委員長、ヴィム·ヴェンダースに決定!小津安二郎監督特集も決定!

【第35回東京国際映画祭】心理スリラー『ザ·ビースト』がグランプリ·最優秀監督賞·男優賞の3冠

【第35回東京国際映画祭】黒澤明賞は「バベル」のイニャリトゥ監督と深田晃司監督

【第35回東京国際映画祭】「Amazon Prime Video テイクワン賞」ファイナリスト作品が決定

【第35回東京国際映画祭】審査委員長にジュリー・テイモア、黒澤明賞復活!

【第35回東京国際映画祭】初の東京宝塚劇場、TOHOシネマズ 日比谷など会場拡大へ

【第32回東京国際映画祭】 各賞東京グランプリ&各賞受賞結果

【第32回東京国際映画祭】開催まで、あと1ヶ月! ラインナップ発表記者会見

【第32回東京国際映画祭】Japan Now部門、映像の魔術師「大林宣彦監督」の偉大な軌跡

【第32回東京国際映画祭】オープニング作品『男はつらいよ お帰り 寅さん』

【第32回東京国際映画祭】 コンペティション部門 審査委員長 チャン・ツィイーに決定!!

【第32回東京国際映画祭】エントリー受付開始~応募方法·条件·規約~

【第32回東京国際映画祭】作品エントリー受付開始~応募条件~

【第32回東京国際映画祭】エントリー受付開始~コンペティション2019規約~

この記事へのトラックバック