【李勝敏東京特派員】東京調布で『香りの風』韓国の国楽公演…天上の声 賛詞

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香村カオリさん、東京調布市文化会館(2/20)
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今月20日、東京の調布市文化会館にて韓国伝統音楽‟香りの風‟が公演され,東京市民に深い感動を与えた。

「調布サムルノリ」(4つの伝統楽器,鼓・太鼓・鉦・銅鑼で演奏)が主催したこの行事は、国楽合奏 宋知娟(ソン•ジヨン)さんの横笛演奏、朴善英 (パク•ソンヨン)さんの琴演奏、朴根鍾(パク•グンジョン)さんの牙箏演奏、香村カオリさんの杖鼓、趙珠仙(チョ•ジュソン)さんのパンソリなどの順で行われた。

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朴善英さんの琴演奏

韓国の伝統楽器の演奏とパンソリが中心となったこの日、国楽公演は出演者たちのレベルの高い演奏と、調布サムルノリ代表の香村カオリさんの分かりやすい楽器説明など解説が添えられ,より一層輝く行事となった。

終始、心温まる切ない楽器の演奏に観客は静かに聞き入っていた。穏やかで清雅な横笛の音には息の音も聞こえなかった。

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春香歌と沈清歌を熱唱する名唱、趙珠仙さん

琴や牙箏の神秘的な音に感嘆し、香村カオリさんの杖鼓は、韓国楽器の魅力と興の極致を精一杯見せてくれた。

春香歌の沈清歌、パンソリはすべての句節が現実のように伝わり、物語の音に涙を流し拍手を送ったりなど、観客が哀楽な感情にすっかり浸った。

特に、パンソリ伴奏を引き受けた金大伊(キム・デイ)さんと杖鼓伴奏の李昌燮(イ•チャンソプ)さんの調和した合奏は逸品だった。

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大琴を演奏する宋知娟さん

小池美紀さんは「韓国の楽器音は地上の音ではなく、天上の音という感じを受けた。すごく感動して思わず涙まで出た。持病が和らいだように感じる。痛かった体が一層軽くなった」と笑いながら感想を述べた。

松岡由美子さんは「昔から韓半島と深い縁がある調布で韓国の楽器の音を聞いて深い感銘を受けた。特に日本人が主催した韓国国楽公演なのでその意味は大きい。日本人が知らなかった韓国だけの魅力的な楽器音で、観客全員が大きな感動を受けたと考えられる」と語った。

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李昌燮さんの小太鼓に合わせて演奏する朴根鐘さん

一方、主催者の調布サムルノリ代表の香村カオリさんは1986年、日本でサムルノリ公演を観覧し感動を受け、漢陽大学国学科に留学、楽器演奏はもちろん韓国音楽理論まで勉強した。韓国サムルノリコンクールで外国人賞、個人特別賞などを受賞し、1995年アジアファンタジーオーケストラに参加した。

サムルノリの名人•キム•ドクス先生から師事を受けたカオリさんは2014年から東京の調布市で「調布サムルノリ」を結成し、韓国芸術を教えながら広く知られている。

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公演を終えて挨拶する出演者たち

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公演「香りの風」パンフレット(表)

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