【日韓新パートナーシップ共同宣言20周年】張済国·東西大学総長、「1965体制の限界」と朝鮮通信使記録遺産ユネスコ共同登録の意味

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韓国プレスセンター(10/12)
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ここ数年、 日韓関係は冷却の道を歩んでいる。李明博元大統領の独島訪問と朴根恵政府の慰安婦問題の日韓合意、文在寅政府の日韓合意に対する否定的見解、日帝強制徴用賠償判決を取り巻く緊張関係、 日本の保守化の兆しなどが複雑に絡み合い、 咋今の日韓関係の悪化に大きな影響を及ぼしている。このような悪化一路の両国関係は、 次のような 「1965年の限界」にその原因がある。

1965体制の限界

第一に、1965年の協定そのものが持つ限界である。小此木政夫慶応大名誉教授は、 日韓協定は、 両国の「真なる和解の結果」ではなく、 国内外的条件を充足させる過程で生まれた 「妥協の産物」であると指摘している。 たとえ、 日韓協定が両国を代表する政府によって締結されたものであったとは言え、 「真なる和解」 という側面からは依然と して両国の葛藤の火種は残されたまま断行された。このような「和解の不在」が、 現在の両国の葛藤を呼び起こす根本的原因となっている。

第二に、「65年体制」を支えてきた「保護膜」が、もはや機能しなくなった。政界のみならず、財界、産業界に存在した太い人脈と相互の情緒的交流が「保護膜」としての役割を果たしてきた。しかし、両国で進行した世代交代は、その「保護膜」の機能を弱まらせている。

第三に、日韓協定当時には知られていなかった過去の歴史の登場である。従軍慰安婦問題、サハリンの残留韓国人問題、広島被爆の韓国人問題などがそれである。

第四に、韓国と日本の国力の格差が狭まっているという点である。過去には、明らかな国力の格差により、韓国は日本に対して強く主張できないところがあった。ところが、韓国の国力の成長と民主化の実現は、日本に対して「ノー」と言える自信感を植え付けてくれた。

最後に、多様化する主体を挙げることができる。過去には、 日韓関係において最も重要な主体は中央政府であった。しかし、今は民意を無視した政府の一方的な外交政策の樹立は、ほぼ不可能な状況になっている。そのため、政策決定過程において、何よりも政策の方向性に合った世論の形成が何よりも重要な要因として登揚している。

朝鮮通信使記録遺産ユネスコ共同登録の意味

「65年体制」は、今や限界に達している。よって、今後の日韓関係の発展のためには、何よりもこのような限界要因を積極的に克服するための努力が必要になってくる。そのような意味合いから、今回の朝鮮通信使に関する記録のユネスコ日韓共同運動は、示唆する点が多い。

第一に、日韓関係の主体の多様性である。今般の運動は、徹底して日韓の民間と自治体が成し遂げた成果である。日韓両国の政府の関係が悪化した状況でも、民間主体の独自の努力により友好的な結果を引き出すことができたという点は、今後の日韓関係の主体の多様性をより促進させることで、上記の限界要因を克服することができるという事実を示唆するものである。

第二に、現在日韓両国の関係を決定づけている「否定の記憶」の支配を「肯定の記憶」へと転換させる努力を通して発展的な世論形成に寄与することができる。世論が外交政策の決定過程に重要な要因として作用している。そのため、日韓共同登録運動のような民間の協力によって肯定的な両国間世論を形成することができ、このような世論によって政府の政策がより前向きな方向ヘと転換し得る契機を提供することができる。

最後に、日韓両国のパイプの復元である。この度の登録運動の過程で、釜山と日本の縁故地の地方政府、民間団体が蓄積した信頼と友情は実に目を見張るほどのものである。草の根の交流が、これ程に体系的に厚く形成された例はなかった。登録が決定してからは、釜山は勿論のこと日本の各地で祝賀行事が行われたが、多くの地域民と自治体が参加し祝う姿を通して、より多様な両国のパイプ復元の可能性を垣間見ることができた。
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