昨今の韓国における「チェ・スンシル国政介入波紋」は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の時に利敵行為を繰り返した文在寅(ムン・ジェイン)次期大統領候補と金大中政権の時、金正日に統治資金と核開発資金を提供した朴智元(パク・ジウォン)「国民の党」院内代表が朴槿恵政権の打倒のために企てた内乱陰謀である。
ムン・ジェインは、盧武鉉政権の時に民政首席と秘書室長を務めながら、当時スパイ容疑で服役中のイ・ソクギ(元統進党議員)を赦免・復権させたり、利敵団体の統進党(統合進歩党)と手を組んだり、彼らを大勢国会に進出させることによって国政を麻痺させた。セウォル号事故の主犯であった救援派(キリスト教福音浸礼会)教主・兪炳彦(ユ・ビョンオン)を赦免・復権させ、彼の借金を帳消しにした上で、銀行からの融資を手助け、清海鎮海運を創業させることにより、後日セウォル事故の遠因となった。また、盧武鉉大統領の西海北方限界線(NLL)放棄発言を糊塗するために関連記録を全て削除した。大統領秘書室長当時の2007年、国連における北朝鮮人権決議案への賛否を北朝鮮に事前に問い合わせた上で、棄権の判断を下したという事実が明らかになり、政治的危機に直面している。
また、パク・ジウォンは金正日の統治資金と核開発資金を北朝鮮に提供した上で、韓国の軍や情報機関、公務員組織、メディアを赤化するために邁進してきた。しかし、朴槿恵政府が統進党を解体し、全教組(全国教職員労働組合)を窮地に追い込み、歴史教科書の国政化を断行するなど、従北勢力(北朝鮮の世襲体制を擁護し主体思想を信奉する者)を養成する土壌が弱体化した。何時自分の不正腐敗が発覚されるか分からない状況の下、米国による金正恩(キム・ジョンウン)斬首作戦がいつ決行されるか分からない危機に直面している。
両氏は、このような窮地から脱出するために、次期大選のために準備してきたチェ・スンシルカードを取り出した。左派に牛耳られているメディアを総動員し、些細な事件をゲートに捏ち上げ、誹謗中傷を繰り返しながら国民の敵愾心を煽った。そして、民労総(全國民主勞動組合總聯盟)と従北勢力を総動員し、韓国政府の転覆を狙ったのがチェ・スンシル事態の真相である。
[参考]ソウル医科大学サイト
■虚偽捏造報道■
1. タブレットPCはチェ・スンシルのものなのか?
検察は、タブレットPCの持ち主がチェ・スンシルであるという根拠を明確に提示出来ず、JTBCが同PCを入手した経路もまだ解明されていない。最初はドイツから持ってきたと発表したが、後ほど韓国内で入手したと発表。実は、拾ったものではなく、誰かから貰ったものだという。
2. 大統領演説文の草案を見たことが国政介入なのか?
朴大統領は、演説文の草案をチェ・スンシルに見てもらったことについて一応謝罪はしたが、同草案は大統領記録物に該当しないものであり、PCの文書も完成版ではないため大統領記録物と見なすことはできない。 「チェ・スンシル、演説文修正が趣味!」というタイトルの記事が波紋を呼んだが、その発言者と言われるコ・ヨンテ氏は全くそんな事実はなかったと否定。「77個の国政介入錄取錄(録音した音声を文書に書き起こしたファイル)がある」という記事も、その発言者であるミール財団事務総長のイ・ソンハン氏の証言によると、日常会議の録音記録にすぎないという。朴大統領のスローガン「統一大当たり」がチェ・スンシルのアイデアだったという報道も事実無根と判明された。また、チェ・スンシルの入国時に検察捜査官が同行し、朴大統領のイラン訪問時に専用機に同乗したという説も虚偽である。
3. チェ・テミン氏(チェ・スンシルの父)の異端宗派教主説及びチェ・スンシル巫女説
チェ・テミン(1912年生まれ)の父親は、韓国独立有功者であり、チェ・テミンは大韓イェス敎長老會総会で牧師按手を受けて総会長を務めた。当時副総会長であったチョン氏がチェ・テミンと距離を置くために彼を呪術師に捏っち上げたという。米国大使館の外交文書にチェ・テミン氏が韓国版「呪術師ラスプーチン」と評価されていたという報道も捏造である。チェ・スンシル家族は、2000年から一般キリスト教宗派のソマン教会やヨイド純福音教会などに通いながら感謝献金をしたりした。
4. セウォル号事故の時、朴大統領の7時間の薦度祭(仏教儀式)説
当時、朴大統領は青瓦台境内で20〜30分間隔で21回に渡る報告を受け、7回指示を出した。第一報(午前10時)に接してから15分後、安保室長に「たった一人の人命被害も発生してはならない。船内の客室などを徹底的に調べて一人も見落としてはならない」と指示した。7分後10時22分、もう一度安保室長に「徹底的に探して救助しろ」を改めて強調。 10時30分、海洋警察庁長に「海洋警察特攻隊を投入してでも人命救助に全力を尽くせ」と追加指示を出した。朴大統領は、20〜30分間隔で報告を受けながら1時間当1回以上直接指示を出した。
5. 朴大統領の診療関連虚偽報道
セウォル号事故当日、看護将校が青瓦台の大統領官邸に出入りした、大統領が成形手術を受けたなどの疑惑は全て事実無根の嘘である。該当成形外科の院長は、セウォル号事故当日のアリバイを証明する為にゴルフ場の領収書と高速道路料金所のハイパス領収書などを提示している。朴大統領のプロポフォール処方説について、保健福祉部はプロポフォールのような麻薬類が処方された事実はなかったと最終的に発表した。
朴大統領は、チャウム病院で2011年1月〜7月まで「キル・ ライム」というニックネームを使ったことがあり、2011年7月中旬〜2012年6月まで朴槿恵という実名で診療を受けた。当時、大選を控えていた朴候補の立場を配慮するためにチャウム病院の従業員が「キル・ ライム」という仮名で記入したが、後ほど朴候補がこれに気づいて実名に変えるよう要請した。
6. チェ・スンシルの人事介入説
仁川空港社長、調達庁長、大統領府、大韓航空の人事への介入説はすべて虚偽であることが判明。チェ・スンシルの息子(チェ・スンシルには息子がいない)が大統領府の行政官として働いた、国務会議に直接関与するなど大統領のふりをした、首相解雇通知を文字で受信したなどの報道は全て虚偽である。韓国馬社会長とチェ・スンシルの親交説も事実無根。朴大統領が海外歴訪中ミール財団の人事について言及したという噂も作り話である。
7. チェ・スンシルの横領説
Kスポーツ財団とミール財団の資金は、最小限の運営費(20〜30億ウォン)を除いて830億ウォンがそのまま通帳の中に残っており、全く横領罪に当たらない。文化隆盛関連事業用の数千億ウォン相当の「チェ・スンシル予算」は元々存在しなかった架空の物語である。サムスン、ハンファグループにビッグディールの代価を要求したというのも事実無根。韓進グループのチョ・ヤンホ会長に巨額のお金を要求したという報道も捏造。戦闘機事業やたばこ値上げなどに関与した事実もない。ミール財団の平均年俸は5千万ウォン以下であり、9千万ウォンにデチ上げられた。チェ・スンシルの財産は360億ウォン〜2千億ウォンと推定されており、1兆ウォンは誇張報道である。
8. チェ・スンシルの娘チョン・ユラなど家族関連虚偽報道
チェ・スンシルとチョン・ユンフェの間に生まれたチョン・ユラが朴大統領の娘だという噂を流した張本人であるチュ・ジンウ氏はフェイスブックに謝罪の記事を掲載した。チョン・ユラの小中高校否定入学・卒業説は、左翼系のソウル教育庁が誇張捏造したものであり、当時校長らは法的に問題ないと認めていた。梨花女子大の入試制度改正や指導教授解任説も事実無根である。
チョン・ユラの「KEBハナ銀行不法融資説」「馬社会のチョン・ユラプロジェクト共謀説」もすべて捏造された虚偽である。チェ・スンシルの姉チェ・スンドゥクは、朴大統領が卒業した聖心女子高を卒業しておらず、同期同窓生ではない。
9. トランプ氏が朴槿恵大統領てチェ・スンシルを嘲笑する演説をしたという噂は、あるネチズンによるいたずらだった。第2次光化門広場集会(11月12日)の参加人数について、米国防総省が人工衛星の写真を調べ、11万3.374人と発表。「光化門100万ローソク神話」の虚偽性が見破られた。
[参考]チェ・スンシル誤報総整理
■弾劾事由について■
1. チェ・スンシルに文書流出:国家機密に該当せず、大統領記録物登載前の段階で内容を調整したに過ぎない。不特定多数や反体制側に転送されておらず、むしろ同ファイルを世界中の不特定多数に流布した張本はメディアである。(弾劾事由該当せず)
2. チェ・スンシル側近人事:大統領が直接推薦した人物ではない。(弾劾事由該当せず)
3. 大企業に寄付強要:第三者供与に関する証言は証拠にならず(録音ファイルは日常会話のみ)、更に寄付強要が特定人の私益のためであったと断言できない。(弾劾事由該当せず)
4. 言論弾圧:大統領が直接関与した事実はなし。(弾劾事由該当せず)
5. セウォル号事故:政府内に担当部署があり、大統領の不在が救助活動に影響を与えたと判断できない(弾劾事由該当せず)
6. ミール財団募金:寄付強要罪が認められても、公益財団が公共の利益を侵害した事実なし。(弾劾の主な事由として不適切)
7. ロッテグループ募金:寄付強要罪が認められても、公益財団が公共の利益を侵害した事実なし。(弾劾の主な事由として不適切)
8. チェ・スンシル特恵:チョン・ホソン氏の録音ファイルは、メディアの報道とは違って、日常会話に過ぎない。特定人の私益が公益を侵害したとも言い切れず、万が一その場合でも弾劾事由に当らず。
[参考]野3党「朴大統領弾劾訴追案」主要違反事項

【朴槿恵大統領弾劾】ピラト法廷 対 (韓国)光化門法廷
【南北マスコミ合意文】 韓国の新聞放送通信社社長団46人、金正日に「忠誠誓い」「投降式」
【北朝鮮】南工作員に緊急指令「魔女狩り」「公権力無力化」
【福田之保コラム】最近の韓国の国政介入疑惑騒動を斬る
【南北統一と北東アジアの平和】崔柱完会長「韓半島の行くべき道:韓民族の統一のための使命と責任」
【南北統一と北東アジアの平和】 朴正鎮博士「スポーツ・ 文化芸術フェステ ィバルだけがイデオロギーを克服する」
【新刊書籍】朴正鎮(パク・ジョンジン)著「平和は東方から」「平和の旅から見た韓国文化」
【書籍】日韓条約の成立
【英語力】世界と戦う「中学英語」
【安倍晋三総理推薦図書】澁谷耕一著『逆境は飛躍のチャンス~リッキーと共に~』
【Classic book】Houketsu zusetsu(包結図説) 'Origata(折形)'
【ベストセラー】夢は、紙に書くと現実になる / ヘンリエッタ・アン・クロウザー著
【ベストセラー】ゴールドマン・サックスが中国を占領する
【ベストセラー】ゴールドマン・サックスが解れば世界経済を操る大謀略が見えてくるが解れば世界経済を操る大謀略が見えてくる
【経営セミナー】ヘッジファンド、「食べ逃げ」から「蜜ツボ」に生まれ変る時
【在日】2014年度マルハン新入社員入社式、マルハン! ゴールドマン・サックス破ってレジャー産業の頂上へ!
【経営セミナー】ゴールドマン・サックス
【人物】「死の淵を見た男」吉田昌郎と福島第一原発の500日
【経済セミナー】ブライアン・トレーシー「100万ドルの法則」
【経営セミナー】読書と成功
【ベストセラー】「我が時代の矛盾」-ボブ・ムーアヘッド-
【ベストセラー】免疫力を高める生活習慣
【ベストセラー】抗癌免疫力増進法
【ベストセラー】宗教はいかに同性愛嫌悪症を克服できるのか?
【書籍】「これが分かれば金持ちになる」 - 風水大家 李ジョンアム会長
【法王フランシス】「神のかたちは夫婦、即ち男性と女性である」
【国連】潘基文国連事務総長、「ウガンダの反同性愛法を懸念している」
【Miracle】The Miracle Of Human Creation:Image of God、하나님의 형상、神の像、神们像、Gottebenbildlichkeit
【Miracle】NASA Finds Message From God on Mars 火星探査船「Curiosity Rover」神のメッセージ発見 화성탐사선 "Curiosity Rover" 하나님 메시지 발견
【ウェブサイト】全世界ポルノサイトの60%, アメリカが占める
【アメリカ】米国テキサス州議会、中絶禁止法案通過 "妊娠20週以降禁止"
【ベストセラー】世界を変えた17の方程式 / Ian Stuart
【ベストセラー】「2030年富の未来図」 要約
【ベストセラー】「ブログマーケティング」
【ベストセラー】女性を虜にした167万部超えのベストセラーのドラマ化!?『人生がときめく片づけの魔法』
【ベストセラー】私を変える心理学の智恵 「フレーム」: 「智恵」は「自分の限界を認めること」である
【日韓問題】日韓の理解を目指してー「街に出たネット右翼」
【歴史】日本の【古代史コンプレックス】対 韓国の【近代史コンプレックス】:「私の文化遺産踏査記 日本編」
【島国根性 大陸根性 半島根性】金 文学/日中韓の比較文化学者
【東洋人と言われるのが一番好き】金 文学/日中韓の比較文化学者
この記事へのコメント