【経営セミナー】 スティーブ・ジョブズのリーダーシップ「問題解決能力」

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1. 誰も歩いたことのない道を行け

スティーブ・ジョブズは「私たちは、できないことをやり遂げる人が必要だ。私たちと同じことを喋る人は要らない」と繰り返し話した。彼は習慣的な仕事の進め方や前例に拘ることを拒んだ。それよりは、不可能だからこそ挑戦意欲を燃やし、前例を覆すアイデアだからこそ受け入れるという姿勢で臨んだ。前例に従ってスムーズに働くことも一つの生き方である。しかし、いつ「君に代わる人がいるから、もう君は要らない」と言われるか分からない。その前に、「これは今までなかったことだ。たからやってみよう」という発想を持とう​​。

2. 手に入れたいなら、まず捨てろ

色んな決断の中で最も難しいことは、撤退する決断である。もちろん、新たに何かを始める決断や人事に関する決断にも勇気は必要だが、撤退する決断はそれより何倍のエネルギーを必要とする。「今まで努力はどうなるの」という非難の声をすべて受け入れて次の決断を下さなければならないからだ。しかし、思い切り捨ててしまえば、本当に必要なものに集中することができる。何かを捨てた後の挑戦のみが結果につながる。それほど「ノー」は難しい。しかし、ジョブズは迷わず「ノー」と言った。その背後に自信とビジョン、執念があったからだ。

3. 覚悟とはリスクを抱くことだ

「覚悟する」ということは「リスクを抱く」という意味だ。マッキントッシュの発売を控えたジョブズは、最高の製品にふさわしい広報戦略に取り組んだ。その一つが、全米が熱狂するプロフットボールの決勝戦であるスーパーボウルのテレビ中継中に広告する戦略だった。ところが、広告試写会に参加した理事達の評価は悲惨なものだった。しかし、ウォズニアックは「こんな素敵な広告を反対するなんて...押し通せ!」と怒鳴り、これに励まされたジョブズは、取締役会の決定を無視して強行突破した。その結果、Appleとマッキントッシュの名は一夜にしてアメリカ全土に伝わった。

4. 運は自分の力で作り上げる

ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが創業したアップルを牽引したのは、コンピュータショップを経営していたポール・テレルから大量注文が入ったからだ。一気に大量注文を受けたアップルは、大変困難な状況に置かれていた。創業資金のみでは部品購入さえも物足りなかった。しかし、ジョブズは部品業者に代金の後払いを提案して、問題を解決した。殆どの場合、成果が上がらない原因は、技術や運の問題ではなく、執念の問題だ。チャンスは誰にも訪れる。そして、科学技術の世界には天才も多い。しかし、最終的に成功を決定する要因は、単純な意欲や情熱ではなく、何があっても必ず成し遂げるという執念だ。

5. ポイントを絞れ

ジョブズは冗長なことを嫌った。契約書についても同じだ。契約書を重んじる米国で、10ページを超える厚い契約書の束を見かけることは珍しくない。しかし、ジョブズは「私と取引したいなら5〜6ページの簡単な契約書を持って来い」と言った。彼が数ページしかない短い契約書を好んだ理由は、ポイントを素早く見抜いて、それに集中して交渉したかったからだ。速度を得るためには、本質を見抜く目を育てなければならない。何が重要なのかが分かれば、判断を下すのはさほど難しいことではない。細かいことにこだわるため、無駄な時間を費やしてしまうのだ。

6. 常識という物差しで削らない

ジョブズの先見の明は、非常識的な方向に進んだ。もちろん、常識的な考え方であれば、反対意見も出て来ないはずだ。しかし、それでは革命を起こすことなどできない。多くの人々から理解されず、反対を受ける考え方だからこそ、自分の限界を越えて飛躍するチャンスもある。先見の明の力を育てたければ、自分の中にある小さな予感、愚かな意見、些細なインスピレーションを大切にしなければならない。それらを常識という物差しで削ってしまうと、先見の明の力は一生育たなくなる。

7. 自分自身を見る目を変える

ピーター・ドラッカーは、人は短所ではなく長所で成果を上げると話した。短所を補おうとする人は、微々たる成果に留まる。人生は限られているため、長所に集中して成​​果を上げなければならない。しかし、自分自身の長所を正しく知っている人は少ない。試しに自分の長所と短所を考えてみよう。おそらく、長所は数えられる程度しか思い浮かばないが、短所は幾らでも並べられるだろう。しかし、それでは短所に引きずられてしまう。自分の能力を引き上げるためには、先ず自分自身を見る目を変えることが先決課題だ。

8. 期待が人を期待どおりに動かす

ジョブズは、人間が偉大な成果を上げられない理由は、おそらく彼らがあまり期待されなかったからだ」と述べた。立場さえ与えれば、皆自分で思ったいた限界を突破して成果を上げることができ、しかも歴史に残り得る本当に素晴らしい成果を上げることができる。「無能な奴」と決め付けてしまうリーダーは、思いやりに欠けるリーダーだ。今は余分な人材を抱える余裕はない。すべての従業員が全力投球出来るようにすることがリーダーの重要な任務の一つである。リーダーの使命は、部下に能力を発揮出来る立場を与えることだ。

9. 屈辱に対する最善の報復は成功である

業務成果を奪われたり、せっかく準備した企画を盗まれたりすることもある。これに対する対応策の中で最も前向きな方法は、悔しさを闘争心に切り替えて、次の仕事に没頭することである。ジョブズも、自分が企画して進めた新製品開発の責任者から外されるという屈辱を味わったことがある。しかし、それをさらに開発に専念するチャンスに切り替えて、世界を変える製品を作り出した。屈辱への最善の報復は成功することだ。

10. 誰も助けてくれなければ、自分が直接やればいい

周りの人々が自分の思う通りに動いてくれなかったり、予想外に拒絶されたりすることもある。拒絶されたときは右往左往せず覚悟を改めなければならない。そうすれば、やがて新しい協力者が現れたり、状況が大きく変わったりする。もちろん覚悟を決めなければならない状況に至らないのが望ましい。しかし、やむを得ず行き詰まった場合、直ちに他の道を見つける必要がある。もし、他の道が見つからなければ独自​​の道を作らなければならない。この時、迷いは禁物だ。重要なのは果敢に取り組む姿勢だ。

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