11月28日〜29日に、「仏教の国」ミャンマーと日本をつなぐ増上寺(東京都)で、「ミャンマー祭り2015」が開催された。
浄土宗大本山の増上寺は、現公益財団法人の前身「浄土宗報恩明照会」の時代から、ミャンマーの「寺子屋」支援を始めた。そのきっかけは昭和20年代に、浄土宗の大学生や大学を卒業した数人の若者がミャンマーの僧院に入り、現地の仏教の在り方に大変な感銘を受けたのだが、彼らははじめて外の世界から日本仏教を根本的に見つめ直すことが出来た。
元々、江戸時代の浄土宗は「他者を理解するために」、いろんな宗派を勉強する伝統を受け継いでいたが、明治になってからは自分の所属するセクトの勉強にのみ集中するようになって、自分のところだけが一番良いという流れが生まれ始めた。
ミャンマーと日本の仏教の決定的な違いは、ミャンマーの僧侶たちは、自ら「寺小屋」を運営しながら、厳しい環境に陥った子どもたちをためらわずに引き取って育て上げていく、「大乗仏教」の教えの如く万民救済を実践している点である。
ミャンマーでは、王朝時代の昔から「寺子屋」教育が熱心に行われてきた。現在、ミヤンマー政府は「寺子屋」を正規の学校教育機関と認めており、「寺子屋」を卒業した学生は通常の公立小学校•中学校卒業生と同じく公立中学校•高校に進学することもできる。
「大乗仏教」の環境で育ったミヤンマー人は、戦争は憎んでも人は憎まずという教えに従い、同じ東洋人で仏教徒である日本人に特別な好意を持っていた。今から約70年前の第二次世界大戦の頃、日本軍はミヤンマーのビルマで20万人が亡くなり、10万人は日本に生きて帰ってきた。ところで、実は彼らがインドから撤退する途中でミャンマー人たちに助けられ、戦後彼らは日本をささえてきた。
今日、ミャンマーは世界で3本の指に入る親日国であり、2011年の東日本大震災の際には、多くの日本在住のミャンマーの人達が東北でボランティア活動をしながら心から日本を応援した。このような両国の歴史的な友情関係故に、1995年からミャンマーで人道支援に従事してきたNPO法人 ジャパンハートの吉岡秀人代表は、「彼らの祖父母が、日本を救ってくれたことへの恩返し」と語っている。
2006年に設立されたNPO法人 メコン総合研究所(玉置彰宏所長)は、今迄26校の「寺子屋」を寄付し、8,400人の子供たちに教育の場を提供した。2008年には、医療クリニックと栄養状態改善のために、NPO法人 ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(名知仁子代表)が設立され、巡回診療、手洗いなどの衛生保健指導、有機栽培による経済自立支援、洪水被害者支援などを行っている。
メコン総合研究所の名誉顧問であり、ミャンマー祭り実行委員会の名誉会長である、安倍昭恵首相夫人は、2006年からミヤンマーの「寺子屋」支援に関わり、これまでに10回以上ミヤンマーを訪問した。

安倍昭恵首相夫人と一緒に


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