【在日】「民団豊島支部交流会」6月20日、金田見立海岸で潮干狩り: ASIA NEWS

【在日】「民団豊島支部交流会」6月20日、金田見立海岸で潮干狩り

2015年06月23日

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6月20日、東京都豊島区民団支部(団長金誠一)は、千葉県金田見立(みたて)海岸で潮干狩りをしながら団員たちの親睦を図った。晴天に恵まれた中で、小林弘明、古坊知生•豊島区議会議員、民団新宿支部のメンバーらを合わせ約40名が参加した。

一行は、バスで東京湾のアクアライン海底トンネルを通過し、途中鶏を放し飼いにしている袖ヶ浦エッグファームに立ち寄り、産み立ての卵を拾うチャンスも与えられた。特に、ここで飼育されている「南米チリ原産のアローカナ種」の卵は、薄い青緑色だが、通常卵の殻の色は鶏の耳の後ろの毛の色と同じだそうだ。殻はとても固く、黄身には白卵にないコクがあり、この鶏は現在日本であまり飼育されていないので、市場には出回っていないそうだ。

鶏の産卵時間が午前中に集中するため、卵拾いは午前9時から始まった。赤色の卵は一個30円、栄養価の高いアローカナ卵は一個50円で購入出来る。一行が卵を拾いながら鶏の写真を撮り始めると、鶏たちはレースしているかのように走って来、格好良くポーズをしてくれる姿を見ていると、心が和み、自然と笑みがこぼれてきた。

卵拾いを終えて卵ランドン後にしたバスは、11時過ぎに金田見立(みたて)海岸の潮干り場に着いた。見立海岸は、千葉県木更津市中島にあり、都心より車で２時間で着く。ここは管理潮干狩り場なので、4月4日～7月5日まで潮干狩り可能日だ。開催日の開催時間以外は入場することができない。潮干狩りピークのゴールデンウィーク時には1000人以上が来場するとても人気の潮干狩場だ。アクアラインを眺めながら、自由なスタイルでバーベキューも楽しめる。

潮干狩りができる時間は干潮の前後2時間程度だ。熊手、スコップ、ザル・ふるい、バケツ・クーラーバック等、必要な道具は現場で借りられる。しかし、アサリを2キロ取るのは大変なぐらいで、両足で体をしっかり支えて、両手で砂をすくい上げながらアサリを探っていくと、段々体力勝負になってくる。クーラーボックスを椅子代わりに使えば作業はすっごく楽になる。ここで取れるアサリは小ぶりなものが多いようだが、放流しているので、他のところに比べて取りやすいのも特徴のひとつだ。

ランチバーベキューの時に小林弘明、古坊知生・豊島区議員議員より挨拶があり、このイベントに初めて参加した日韓家庭の古坊知生議員は、「日韓の政治家たちは、過去の出来事に拘るより未来志向へと発想を転換する必要がある。日本は安倍政権に変わってから、国会で個人の意見を主張することが非常に難しくなった。これは、日本の民主主義に逆行する流れで、大きな課題だと思う」と指摘した。金誠一団長は、昼食中にもずっと一人で肉を焼きながら、ひたしらメンバーたちの為に尽くしてくれたので、その姿に参加者らは感謝の拍手を送った。

潮干狩りとバーベキューの後、一行は全７０種のスパ・レジャー施設のある木更津温泉「龍宮城ホテル三日月」へ移動、お風呂から壮大な眺望と湯三昧を楽しんだ。「龍宮城スパホテル三日月」は、ドラマのロケ地や撮影協力企業として使用されている首都圏観光の拠点だ。絶景を眺めながら疲れた身体をリラックスし、リフレッシュした後、帰り道はもう一度東京湾の海底を走った。

今年、日韓国交正常化50周年記念日(6月22日)を目前にして、青天に恵まれながら走ったアクアラインは、まるで玄海灘の海底を走る日韓トンネルの象徴のようで、皆は青天の日韓関係に念を寄せながら、一生忘れられない旅を終えた。

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