【日韓交流】 ヘイトスピーチ対ラブスピーチ

CGzhV_qVAAIs3_i.jpg李信恵ジャーナリスト、有田芳生参議院議員、安田浩一ジャーナリスト(左から)
한국어
6月6日、新宿・大久保の「韓流通り」にある「K-Stage 0!」にて、在日韓国青年会OB全国連絡会の主催で「許すな ヘイト」会が開かれた。「韓流通り」では、毎週末に韓国・朝鮮人を攻撃する「在特会」のヘイトスピーチが繰り返されてきたが、この日は静かだった。

パネラーとして参加した民主党の有田芳生参議院議員は、次のような「ラブスピーチ」でこの会のフィナーレを飾った。「2002年に天皇は「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じます」と発言したが、日本のマスコミはこれについてあまり報道しませんでした。又、奈良県の「奈良」は韓国語で「ウリナラ=我が国」という意味で、韓半島からきた到来人が開拓したわけです。このように、歴史を調べてみると日・韓関係は切っても切れない仲です。

皆さん!是非韓国映画「国際市場で逢いましょう」(5月16日公開)を観てください。粗筋は、「幼い頃、朝鮮戦争の興南撤収作戦で父、そして末の妹と離れ離れになったドクスは、母と残された二人の兄妹と共に避難民として釜山の「国際市場」で暮らします。やがて成長したドクスは家族を守るため、西ドイツへ出稼ぎに行き、ベトナム戦争へ出兵するが、幾度となく生死の瀬戸際に立たされます。終わりのシーンで、老年のドクスは一人で小さな部屋に座り、自分に家長の役割を頼んだ父の写真の前で、自分なりに精一杯責任を果たしたが、「生きる事はとても辛かった」と告げて号泣します。

このように政治が乱れると、結局庶民たちの生活は苦しくなります。ですので、政治家の責任はとても重いです。今日、日・韓関係は様々な課題が絡んでいますので、先ず文化の面で交流を深めながら、政治を動かすきっかけを作る必要があります。そして、何時か日・韓関係が良くなった時、「そんな時もあったんだな」と今の時を振り返る日が一日も早く来て欲しいです。」

有田議員は、「ヘイトスピーチ」は表現の自由ではなく暴力であり、日本国憲法13条に規定されている「人間の尊厳」を奪う行為とし、去る5月22日に「人種差別撤廃施策推進法」を参議院に提出した。

「国際市場で逢いましょう」
http://movie.walkerplus.com/mv57878/
IMG_20150606_161505~2.jpg
有田芳生参議院議員と一緒に
【日韓国交正常化50周年】「韓日友情フェスティバル」の為に
【日韓交流】叙々苑カップ第16回芸能人ゴルフチャンピオンシップ決定戦
【韓国の中の世界市民】淳昌多文化女性時調合唱団
【日韓交流】朝鮮の恩人達:日本人の独立運動家
【海上王•張保皐】現代版「海神」たち
【民族の春を求めて】民族啓蒙家•申錫九牧師
【南北分断と統一】70年捕虜及び帰還時代
【日韓交流】「あなたを忘れない」韓•日修交50周年、故李秀賢の父親に感謝牌
【日韓交流】日韓国交正常化の立役者•金鍾泌元首相、「新しい日韓関係を構築すべき」
【日韓交流】在特会研究 / 安田浩一
【日韓交流】在特会と日べ(イルベ)
【歴史】大和魂と問題解決能力
【教育】東西洋思想ヨーガ
【日韓交流】日本の古代史コンプレックスと韓国の近代史コンプレックス
【ベストセラー】私を変える心理学の智恵 「フレーム」: 「智恵」は「自分の限界を認めること」である
【島国根性 大陸根性 半島根性】金 文学/日中韓の比較文化学者
【東洋人と言われるのが一番好き】金 文学/日中韓の比較文化学者

この記事へのコメント

  • 牧野耕一

    有田さん、素晴らしいです。
    世界中でラブスピーチが、広がればいいですね。
    先日、ハワイでは物心両面波乱がありましたが、何とか先月28日無事帰国しました。
    その波乱の一つに、とある駐車場で、事故を起こしました。
    レンタカーをバックさせたところ、止まっていた車にぶつけてしまいました。持ち主を待っていたところ、間もなく韓国人のファミリーがやってきたので、事情を説明しました。
    すると、相手も同じ会社のレンタカーであり、借主ご夫婦のお父さまが事実上窓口となってくれました。
    レンタカー会社や警察との事故処理は、夕暮れ時の寒い中、2時間近くかかったと思います。
    そんな中、驚いたことに、その窓口となってくださったお父さまが、加害者である私たちに、寒いから車の中で待機するよう促してくれたり、衣類をかけてくれたりとても親切に気遣ってくれたのです。
    あまりの優しさに、目頭が熱くなるほどでした。
    お陰で苦い体験が、とても心温まる体験へと変わりました。

    そこで、ふと、世の中にヘイトスピーチという言葉はあるけど、反対のラブスピーチという言葉はあるのだろうか?と調べてみましたが、ほとんど出てきません。
    この機会に、この韓国人とのエピソードをツイッターかなんかで、世界中の人たちと分かち合い、もしや、「ラブスピーチ」のようなサイトがあれば素敵だなと考えました。
    ネットで見ると、特にそんなサイトはなく、有田芳生さんの【日韓交流】 ヘイトスピーチ対ラブスピーチの記事が出ていました。
    何かのご縁として、紹介させていただきました。
    ありがとうございます。
    2020年01月17日 20:43

この記事へのトラックバック