日本は、「古代史コンプレックス」から韓半島からの文化伝来を格下げし、歴史を歪曲する。韓国人は、「近代史コンプレックス」から日本の古代文化を全て韓国が作ったと威張り、日本文化を無視する傾向がある。しかし、両国共にこのような「歴史コンプレックス」を克服してこそ歴史を正しく見ることができるのである。
文化というものは、生命体のように動きながら変貌する。湖から流れてきた渓谷の水を湖の水だと言わないのと同じく、各自の独自性を正しく認識することこそ国際社会で共生する為の姿勢である。
従って、日本の学者たちは、「韓国文化は、韓半島を経由してきた大陸(中国)文化だ」と見下すが、中国の影響を受けたからと言って、韓国文化の固有性を否定する論理は成立しない。
同じく、韓国は、日本が韓半島から影響を受けた面だけを強調せず、日本自ら成し遂げた文化的な優秀性を認めるべきである。奈良時代を経ながら日本は韓半島の影響を越えて独自的な固有文化を花咲かせ、進んでは国際的な感覚まで養った。外国の文明を受け入れて主体的な文化を創り上げたのである。
韓半島から渡ってきた「到来人」が日本を治めながら今日の日本を創り上げたという学説は、世界的に認められており、日本の学者の中でも認めている人が多い。しかし、彼らが発展させた文化が全て韓国文化だというふうに自己中心的に解釈してはならない。何故なら、そこには日本特有の環境と社会文化が反映されているからである。
従って、日本の学者たちも、弥生時代の農耕文化は、「中国から韓半島を経由してきた」と歪曲せず、「韓半島から伝わってきた」という事実を認めなければならない。白黒の論理から、全てを自分のものだと主張せず、何が自分のもので、何が相手のものなのかを互いに認めてこそ、このような葛藤を避けることができる。
日本文化から学ぶことも多くある。韓国は、壬申委乱の時、日本に連行された朝鮮の陶工達が奴隷のように虐待されたと記述したりするが、彼らは、ほとんど職人として歓待され、政権の支援の下彼らの技術力を最大限引き出し、日本の陶磁器文化を発展させた。後孫たちは陶芸家の伝統を受け継いだり、帰化して外交官として活躍したりした。日本は、朝鮮で最低の階級だった陶工達を職人としてきちんと厚遇した為、日本の陶磁器は世界的な名品として成長したのである。今日、日本の陶磁器が世界を制覇した背景にはこのような「職人尊重文化」があったからだ。
反面、朝鮮は陶芸家たちが連れられて行った後も、陶磁器文化を発展させようとしなかった。日本は、外国から連れてきた陶芸家であっても、彼らを侍と同じく貴族として厚遇し、死後には神社で感謝と敬意を表した。
韓日両国は、地理的に近いが、互いに対するコンプレックス故に、両国間の文化交流や大衆たちの認識の面においては、世界の他の地域に比べて顕著に遅れている。民族主義的な偏狭性を超越して、両国共に東アジアで堂々と独自性を持った文化的主体国家であったことを認め合わなければならない。
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