【シリア】 国際社会はシリアの化学兵器使用に対して断固とした態度を取らなければならない

ファイナンシャルタイムズ(FT)紙は、27日(現地時間)、「米国、英国、フランスが、早ければ29日からシリアの主要施設をクルーズミサイルで48時間攻撃する可能性が高い」、と報道した。米政府高官は、「シリアに軍事介入しなければ、北朝鮮をはじめ化学兵器を備蓄している他の政権に危険な信号を送ることになる」、と述べたとAFP通信が伝えた。国際社会がシリアの化学兵器使用に対して断固とした態度を取ることによって、北朝鮮などがおろそかに大量破壊兵器を使用できなくなるということだ。

ニューヨークタイムズ(NYT )によると、米国は当初の攻撃目標としてシリアの化学兵器施設を設定したが、ややもすると化学物質が流出してしまう大惨事を招きかねないという懸念から、シリア政府軍を直接打撃することにした。第一の攻撃目標は、アル=アサド大統領の弟・マヘル・アル=アサドが率いる「第4旅団」である。共和国軍と大統領官邸警備担当の兵力も主なターゲットになると見られるとNYTは伝えた。

現在、米海軍駆逐艦4隻がトマホーククルーズミサイルを装着したまま地中海上に配置されている。英国空軍の戦闘機と輸送機もシリアの海岸から約160 km離れたキプロスのアクロティリ空軍基地に続々と集結している。

潘基文国連事務総長は、「国連がシリアを現場調査するために4日間かかり、その後科学的な分析が必要である」とし、「彼らが任務を全うするまで待ってほしい」、と述べた。


【ロシア】プーチン露大統領、ウクライナへ軍事介入なし
【シリア】シリア、残骸に生き埋めになった子供を奇跡的に救出
【シリア】グラフィックニュース
【シリア】シリア化学兵器疑惑で国連が現地入り要請、米情報機関も独自調査へ
【人物】緒方貞子・戦争が終わらないこの世界でーNHKスペシャル (8月17日)
【人物】エジプト人イエス、「アンワル・アッ=サーダート」

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック