【Fukushima】「チェルノブイリ放射線汚染の真実」 - WHO(世界保健機関), IAEA(国際原子力機関), UNSCEAR(国連科学委員会)

WHO世界保健機関と IAEA国際原子力機関が共同で開催した、2001年キエフ国際会議の模様を捉えた、とても貴重なドキュメンタリーである。特に福島の原発事故以来、私たち も避けて通れなくなった内部被曝の実態や、その証拠がどのように隠されてきたかを目の当たりにすることが出来る。

「放射能の垂れ流し」「日本列島被爆」が続いているにもかかわらず何も対応できていない、どころか米国エネルギー省と共同で放射線汚染調査をしている文部科学省は、「安全神話」に加担し、子供たちを危険にさらす汚染規制基準緩和に踏み切った。「放射能汚染がなかった」と言える裁量の幅を広げたこと。つまり日本人をより危険にさらした決定だ。震災直後から「基準値」緩和は行なわれているが、今回の基準値を20倍緩和した決定は、ICRP(国際放射線防護委員会)という、マンハッタン計画(日本を被爆させた原爆製造)に携わった米国の物理学者らが立ち上げた私的核開発組織の勧告に従ったもの。将来の賠償請求に備えた基準値緩和といわれている。原発事故直後の不安に乗じて原発利権の周りで悪魔が跳梁する闇。そして国会と霞ヶ関の危機状態。・・・何ともならないか、という閉塞感のほうが強いのが今の状態だ。闇でうごめく人たちを明るみに出さないと。この情報もそうした値打ちがある。

この映像を日本全国の巷の医療機関の医師や看護師そして多くの医療関係者の人々に見ていただき、WHOがIAEAの下に管理されていると言う現状をまず、知ってほしいと思う。普通の人間の感性であれば、どうしてWHOがそのような状態に置かれているのか、だれもが自然に疑問を持つことだろう。そしてその疑問を持つことこそ、B層の集まりと評価されている医療従事者の人々にとって、必要なことではないだろうか。いつまで厚労省にマインドコ-ントロールされているのではなく、普通の人間の感性で、疑問を持つことが大切ではないだろうか。日本の医療機関は、IAEAの理念を支持して全て動いていると思われてならない。

ウラディミール・チェルトコフ(Wladimir Tchertkoff)監督、エマヌエラ・アンドレオリ、ロ マーノ・カヴァッゾニ助監督作品
フェルダ・フィルム、2004年、51分

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