Scientists Turn Air Into Petrol (Friday 19 October 2012)
(以下は翻訳)イギリス企業オイル錬金術成功…空気からCO2水素と結合
空気からガソリンを作ることが可能だろうか？錬金術のような不可能にイギリスの化学企業が挑戦して成功した。イギリスの日刊紙・インディペンダントは10月19日(現地時間)、イギリスの北東部ダーリントンに位置するベンチャー企業・‘空気燃料合成(AFS)’が、8月から二ヶ月間空気を使って5ℓのガソリンを生産したと報道した。
‘空気ガソリン’の製造方法は簡単である。必要な材料は、空気と電気だけ。空気から二酸化炭素を捕集、除湿剤に吸収された空気中の水蒸気を電気分解して水素を得る。こうして出来た二酸化炭素と水素を結合させるとガソリンが誕生する。ガソリンは炭素と水素が結合した炭化水素混合物なので不可能な話ではない。石油精錬過程で使われるゼオライト又は白金等の添加物は一切使われない。
AFSの空気ガソリン製造過程を見学した、機械学会(IMechE)のチームフォクスエネルギーチーム長は、“余りにも驚いて信じられず疑ったが、自分の目で確かめました。”、“彼らが使った方法は全て既存の技術だったが、これらを統合してガソリン製造に成功したのは初めてです。”と評価した。
AFSは2014年まで一日1tほどのガソリンを生産する設備を拡充し、15年以内に常用化する計画である。これが実現されたら、ガソリン無しで空気だけで走る‘夢の自動車’が出現しそうだ。既存の水素自動車と電気車は充電所が必要だが、空気ガソリンは附属のインフラ設備も必要ない。
常用化迄はあらゆる課題が残っている。一般のガソリンと同じ出力が出るように、上質のガソリンを作らなければならないし、1t当400パウンド(約6万円)に至る炭素捕集技術費用も下げなければならない。アメリカのコロンビア大・クラウスリクナー教授は“電球も最初は今よりも7000倍高かった。”、“費用問題は妨げにならない。”、と期待感を示した。
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