【書籍/昭和天皇は戦争を選んだ⑥】天皇は焦って軍に決戦を要求した

マリアナ沖海戦 御笑談と領土拡大 一九四ニ年十二月二十八日、天皇は統帥部に要求する。「参謀総長は明後三十日、退くか否かにつき上奏すると申していたが、そんな上奏だけでは満足できない。いかにして敵を屈服させるかの方途如何が知りたい点である。ついてはこの問題は大本営会議を開くべきであると考える。このためには年末も年始もない。自分はいつでも出席するつもりである。 」 この大元帥天皇の要求…

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【書籍/昭和天皇は戦争を選んだ⑤】天皇は緒戦の勝利に舞い上がった

ビルマの仏教寺院をパトロールする日本軍兵士(1942年) 「南洋の島々は日本の領土」 一九四一年十ニ月二十五日、香港が降伏した時、天皇は小倉侍従に語っている。「香港、本タ降伏を申出で、七・三〇停戦を命ぜらる。陸軍九・四〇上聞す。常侍官出御の際、平和克復後は南洋を見たし、日本の領土となる処なれば支障なからむ、など仰せありたり。」 この解説を書いている「昭和史研究家・作家」の肩書を持つ…

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【書籍/昭和天皇は戦争を選んだ④】天皇は開戦に満足していた

木戸幸一の日記 天皇は満足して聖断 十月三十日の木戸日記は、当時、海軍中佐だった高松宮が天皇に開戦を避けるように訴えた後のことを書く。 「(高松宮の訴えを聞いた天皇から)どうも海軍はできるなれば日米の戦争は避けたいようだが、どうだろうかね、との御尋ねあり。よって今度のご決意は一度聖断あそばさるれば、あとへは引けぬ重大なものでありますゆえ、少しでも御不安があれば、十分、 念には念を…

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【書籍/昭和天皇は戦争を選んだ③】天皇は対英米戦を避け得る道を拒否した

ㅇ 火事場泥棒と防空宮殿 一九四一年二月一日、近衛首相は天皇に「南部仏印、泰施策要綱」を上奏した。 「支那事変処理を中心とする外郭的施策、並びに帝国の必需資源確保の見地より、仏印及び泰と帝国との間に軍事、政治、経済に亘る緊急の結合関係を設定いたしましたことは帝国の自存自衛の上の緊急且重要なる措置でございます。要すれば所要の威圧を加え、やむを得ざるにおいては武力を行使するも、目的の貫…

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【書籍/昭和天皇は戦争を選んだ②】満州事変と天皇 - 天皇は、皇軍の独断越境を許した

1932年2月、ハルビンに入城する関東軍 本来、大元帥(日本軍の最高司令官)の司令官である天皇の許可なしに軍隊を動かすことは大罪である。 陸軍刑法「第二章 檀権の罪」の第三十七条は「司令官、権外のことにおいてやむことを得ざる理由なくして、壇に軍隊を進退したるときは死刑又は無期、若は七年以上の禁錮に処す」となっている。 天皇の最高顧間である元老の西園寺公望は、木戸幸一内大臣を通じて天皇に…

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【書籍/昭和天皇は戦争を選んだ①】天皇は日中戦争拡大派だった

一九三七年七月七日夜、北京郊外の盧溝橋で事件が起こった。日本軍の夜間軍事練習中に銃撃があり、兵一名不明ということだった。この兵は二十分後には帰隊していたことが、後に確認されたが、これが発端となって日本は日中全面戦争に入っていくことになった。 翌八日、近衛内閣は臨時閣議を開き、現地では停戦協定が成立していたのに、華北派兵を決定した。近衛が、葉山御用邸に行き、「北支派兵」に関し上奏すると天…

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「韓国政府·企業にも強制動員の責任あり···支援基金造成すべき」

31日、ソウルで行われた「日韓関係はどこへ」討論会한국어 参与連帯・日韓関係討論会、ソウル大学校日本研究所のナム・ギジョン教授 「日韓朝共同宣言など、新韓半島体制構築プロセスにおける日本の役割」 [聯合ニュース] 日本だけでなく韓国政府や企業にも強制動員問題について一定の責任があるので、被害者支援基金を造成するなど協力すべきであるという意見が出た。 また、行き詰まった日韓関係…

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日系アメリカ人ミキ・デザキのデビュー作『主戦場』「世界の差別をなくすための日韓の役割はここにある」

ㅇ한국어 国と国の問題ではなく「人権の問題」 この映画が日系アメリカ人という第三者によって作られたからこそ、この問題の核心が「人権問題」であるということに今更ながら気付かされた。日本国内で上映禁止になるかも知れないと騒いでいたので、よほど過激な内容なんかなと思ったが、これくらいの内容で上映禁止になるほど日本の民度は低くないと感じた。 単なる日韓問題ではなくて、国を越えた人権問題だと…

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【第32回東京国際映画祭】Japan Now部門、映像の魔術師「大林宣彦監督」の偉大な軌跡

한국어 English 10月28日(月)~11月5日(火)開催の第32回東京国際映画祭における特集企画として大林宣彦(おおばやしのぶひこ)監督の特集を実施することが決定した。 近年の日本映画を振り返り、現在の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点でセレクションするJAPAN NOW部門。本部門では、今一番海外へ紹介したい映画人として、これまでに岩井俊二監督や安藤サクラさん、蒼…

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参院選、安倍・菅官氏が死活をかけた「1人区」10敗!

記者会見する安倍晋三首相。右から甘利明選対委員長、岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長。한국어 参院選で与野党が総力を挙げた全国に32ある改選数1の「1人区」で、安倍晋三首相と菅義偉官房長官が死活をかけてテコ入れを図った選挙区では自民党候補が軒並み苦杯をなめた。 さらに、岸田文雄政調会長率いる岸田派現職も計4人が落選し、「ポスト安倍」候補としての先行きに暗雲が忍び寄る結果となった。 …

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