米共和党の未来が明るい理由

PicsArt_12-20-01.21.58.jpg
リチャ-ド·ノ-マン·ボンド(Richard N. Bond)元共和党全国委員会委員長

한국어
12月14日(現地時間)、アメリカ選挙人団(大統領·副大統領を選出する538人の選挙人)がバイデン氏を大統領選挙当選者として選出したことで、多くの共和党支持者らは、特に今回の選挙でトランプ大統領が嵌められたと信じている人々は大変失望した。

しかし、私は彼らの見解には共感出来ない。トランプ大統領は今回の選挙結果について何度も法廷闘争を繰り広げ、少なくとも50件の訴訟で拒否、却下、和解、さらには完全に取り下げられた。

遅ればせながら失望した共和党員をはじめすべての人々は、勝利を収めたバイデン大統領当選者やカマラ・ハリス副大統領当選者にお祝いの言葉を述べる時である。

ところで、今回の選挙においてはアメリカ人が注目すべきもう一つの隠れたストーリーがある。トランプの敗北にもかかわらず、共和党は連邦や州、地方選挙においては予想外の驚くべき成果を上げているという事実である。その点において共和党は大きな誇りを持つことができると思う。

たとえば、上院選挙の場合、共和党が全国的な大打撃を受けるだろうという予想であったが、実際には1議席しか失っていない。現在、共和党は50議席、民主党と無所属議員は48議席を保持している。来年1月5日に行われるジョージア州の連邦上院2席の決選投票で共和党が過半数を維持するか、民主党と同点になるかが決定されるが、ジョージアの上院投票歴史を踏まえて考えると、民主党に有利な結果にはならない可能性が高い。

下院選挙では、共和党が13議席を増やし、ニューヨークとアイオワの2席は未だ決まっていない状況だ。共和党が大統領選挙では負けたにも関わらず下院選挙で議席数を伸ばしたのは、過去1世紀の間に2度目のことである。

これにより、下院で過半数を占めている民主党と共和党の議席差が縮んだ。また、最近バイデンが下院議員2名を内閣の閣僚に指名し、もう一人をホワイトハウスの上級顧問に指名したことで議席差はさらに縮んだ。中間選挙は歴史的に現職大統領の政党を裁く選挙であることを考えると、2年後の中間選挙で共和党が下院の過半数を取り戻すのに有利な立場にあると言える。

過去30年間、民主党の大統領は1期目の中間選挙で深刻な打撃を受けた。1994年、ビル・クリントン元大統領の1期目任期中に民主党は下院で52議席を失い、2010年、バラク・オバマ前大統領の1期目任期中にも下院で63議席を失った。

今年、共和党はニューハンプシャー州議会で2つの委員会を追加獲得し、モンタナ州では知事を取り戻した。さらに、共和党は立法府の単独支配権を失うことはなく、全国の州議会のほぼ3分の2を支配している。これは共和党が2年後の下院選挙で勝利する可能性を示している。

したがって、トランプの損失は些細なことであり、共和党は自信感を維持して良いだろう。短期的には、共和党が上院でバイデン側の最もリベラル派議員や政策を阻止する可能性が高く、長期的には、共和党が次の10年間党の目的を果たすために下院選挙区を再編成するチャンスもある。

さらに、上下院の議席差がかなり縮んでいることを考えると、民主党のペロシ下院議長やチャック・シューマー上院代表の活動に歯止めをかけるのには、ごく少数の中道派民主党議員を説得するだけで十分だ。わずかな議席差は、バーモント州のサンダース上院議員やニューヨークのアレキサンドリア・オカシオコルテス下院議員など進歩勢力や民主党を極度に緊張させ、彼らの最も左派的な提案が議会を通過することは事実上不可能である。

グリーンニューディール政策や「警察に税金を使うな」運動、裁判所規模拡大、コロンビア特別区とプエルトリコの主権に対する投票などで、2年後、進歩主義者たちは大変失望するだろう。民主党が残りの上院2席を全部獲得したとしても、ウェストバージニア州のジョー・メンチン民主党上院議員は既にこれらの政策のいくつかに対して反対意思を表明しており、民主党が50対50の中で敢えて1票を失うような政策を取ることは考え難い。

オバマ氏は、2009年就任直後、共和党員たちに「選挙は結果をもたらす」という演説を行ったことで有名だが、当時の副大統領であったバイデン氏が第46代大統領になったとき、彼がその「不快な結果」を直接経験するとは全く想像出来なかっただろう。