2015年06月14日

【日韓交流】平和を愛するユネスコ「人の心の中に平和の砦を」

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6月13日、明治大学駿河台キャンパス(神田)で、ユネスコ•アルムニ(同窓生)•クラブ(UNESCO Alumni Club)主催の「ユネスコ•日韓平和友好交流フォーラム」が開催された。

このフォーラムは、教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さないとの理念により設立されたユネスコ活動を通して、日韓の相好理解を深めるというテーマの下、活発な議論が展開された。韓国ユネスコ協会連盟の李平宇(い•ぴょんう)名誉会長は、最初に慰安婦問題に触れ、「日韓関係を妨げようとする左翼系の扇動に振り回され、90年代から慰安婦問題が突然浮上し始めた」と指摘した。

続いて、日本ユネスコ•アルムニ•クラブの柳町秀一(やなぎまち •しゅういち)理事は、「第二次大戦の後、西ドイツは「教科書の国際主義の原則」に立って、「ドイツの教育は、ナチズムや軍国主義の教義が完全に払拭され、民主主義の理念の成果ある発展が可能となるように規制されなくてはならない」と定めたポツダム協定第7条に基づいて歴史教科書を改正した。フランス、ポーランド•••などの交戦国の専門家らと合意したものは教科書に反映し、合意出来ないものは協議を継続した。その時に各国のユネスコ委員会も加わった。

その反面、今日安部首相は日本がポツダム宣言の受諾から再出発した事実を否定し、「戦後レジームから脱却」を主張し、「加害」と「被害」に対する歴史認識もない。また、「教科書の国際主義の原則」に立っておらず、これについて日本のユネスコ委員会も取り上げなかった。今回のフォーラムを機に、日本人の歴史認識を築く事業を展開し、日韓平和友好交流を具体的に進めて行かなければならない」と述べた。

引き続き、裵哲恩(ペ•チョルン)民団新聞副局長は、「今年はユネスコ憲章制定70周年を迎える。私は「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなくてはならない。相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて疑惑と不信をおこした共通の原因であり、余りにもしばしば戦争となった」とその趣旨を明らかにしたユネスコ憲章を読んだ時、目からウロコが落ちたかのように強い衝撃を受けた。私達は、相手国について良く知らない状況の中で、周りに振り回され、付和雷同してはならない」と力説した。

最後に、明治大学の寺島善一教授は、孫基禎(そん•ぎじょん)選手の思想と行動に触れ、スポーツを通した日韓の相好理解を訴えた。孫基禎選手は、1936年ベルリン五輪マラソンに日本代表で出場し、当時の五輪新記録で優勝した。寺島教授は、「孫選手は、植民地支配下の辛い経験をお持ちになりながらも、日本人に怨念を持つことも無く、スポーツを通した、日韓の交流に全力を注がれた真のヒーローだった。2002年の、ワールドカップ日韓共催は、孫選手の長年の夢が開花したものであった」と説明した。

座長を務めた東京農業大学の大林欣治(おおばやし•きんじ)客員教授は、「過去に目を閉ざす者は、現在も見えない」と述べたワイツゼッカー元西ドイツ大統領の終戦40周年演説を引用しながら、フォーラムを締めくくった。

※柳町秀一 : 日本敗戦時、北朝鮮・定州に一年余抑留。「38度線越え」日本に帰る。

※孫基禎(1912-2002) : 北朝鮮・新義州生まれ。明治大学卒業。 2005年、釜山・靈山大は、孫選手を育てた北本正路コーチの息子、北本正孟氏を客員教授として任用した。北本氏は「文化大統領」と呼ばれた世界的イベント専門家。
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フォーラムに参加した孫基禎選手の長男、孫正寅・元民団横浜支部事務部長と一緒に
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posted by Cultural Highway at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日韓交流 | 更新情報をチェックする
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